こんにちは!
ゆうです。
今回は「インスタグラム:野望の果ての真実」を紹介します。
インスタグラムといえば誰もが知っている超有名SNSサービス。
本書はインスタグラムの創業者、ケビン・シストロムの物語を描いたものです。
インスタグラムが世に広まるまでに繰り広げられるストーリーは爽快です。
それではさっそく紹介していきたいと思います!
インスタグラム:野望の果ての真実 の見どころ
創業者ケビン・シストロムとは?
身長195cmの長身、角張った顔に焦茶の髪。
それがインスタグラム創業者、ケビン・シストロムの容姿である。
本書のストーリーはケビン・シストロムがサンフランシスコのパーティーでフェイスブック創業者のマーク・ザッカーバーグに会うところからはじまる。
スタートアップを創業したザッカーバーグは、そのころ、テクノロジー業界に神童あらわると騒がれていた。
シストロムはスタンフォード大学でプログラムを学んでおり、ザッカーバーグから「フェイスブックで写真を使えるようにしたい、ツールを作って欲しい」と誘われた。
憧れのスーパースターからの突然の誘いに戸惑うシストロム。
彼の決断はいかに。
フェイスブックによる買収の舞台裏
なぜフェイスブックはインスタグラムを買収しようとしたのか。
なぜインスタグラムはフェイスブックの買収を受け入れたのか。
両者は側から見れば同じようなSNSサービスを展開している会社ですが、目指す姿が違います。
インスタグラムは最高の瞬間を共有するサービスです。
一方フェイスブックは友人や家族に日常を共有するサービス。
目指す姿に違いがあるのになぜくっついたのか、
そして、フェイスブック傘下に入った後のインスタグラムが目指す姿とは。
創業者が目指したもの
本書には創業者シストロムがインスタグラムを通して思い描いた未来が満遍なく散りばめられてます。
シストロムは芸術に関心があり、スタンフォード入学時はテクノロジーを専攻すべきか構造工学と美術史を専攻すべきか迷ったほどとのこと。
そんな彼が特に関心を持っていたのが写真です。
高校生のころには「ぼくにとって世界がどう見えているのかを見せる」ことのできる媒体であり、「世界に対する新しい見方をみんなに示す」ことのできる媒体だと書いている
インスタグラム:野望の果ての真実 31ページ
スタンフォード大学時のフィレンツェ留学のときに出会った先生からある助言を受けます。
「写真の完璧を求めるのではなく、白黒やピンボケなど完璧でない部分も楽しめば世界が広がる」
その教えに感銘をうけ、さらに写真の奥深さにのめり込んでいきます。
写真を通して、誰もが最高の一枚を世界に発信できたら世の中はより素晴らしくなるのでは。
これがインスタグラム創業のスタートです。
今でもインスタグラムではさまざまな写真加工ができます。
創業者の精神が根付いている証拠ですね。
インスタグラム:野望の果ての真実 を読んだ感想
超巨大テック企業はアルゴリズムによる広告の最適化などで利用者を欺いて莫大な収益を稼いでいる。
そんな視点でみている人が多いのではないでしょうか。
本書を読むことでインスタグラムが目指したものがはっきりと見えてきます。
そして世界的SNSサービスになるまでの歓喜や苦悩をたっぷり味わえる一冊となっております。
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