【書評】一気読み世界史|大きな目を持てば小さな目の解像度があがる!

今回は出口治明さん著の「一気読み世界史」を紹介します。

読んだきっかけ

歴史から学べる人間になりたいと思ったから。

学べること

本書はこんな人におすすめです。

・歴史を一気読みしたい人
・大局的な流れをつかみたい人
・歴史から学び取りたい人

人の移動が歴史をつくった

民族移動は歴史に大きなインパクトを与えてきました。

寒冷化で南下した民族が西と東に分裂しヨーロッパと中国をつくりました。

ヨーロッパ大陸で迫害にあったユダヤ人はイギリスに渡り金貸しの本業を活かし、現代の金融業の礎を築きました。

もしユダヤ人がイギリスに渡らなければ、金融の中心地はフランスやドイツだったかもしれません。

抑え込まれた状況がイノベーションを生む

抑圧や弾圧は革命を起こします。

林をすべて切り倒してしまったイギリスは石炭に水をかける蒸気がエネルギーとして活用できることを偶然発見しました。

それによりイギリスは産業革命を起こし世界覇権へと上り詰めます。

アメリカは連合帝国に抑え込まれ独立戦争を起こし自由平等友愛のネーションステート息吹が世界各国に広がりました。

それによって王権時代は終了し、国民が中心の世の中が作り上げられました。

ネーションステートが世界の流れとなっていた時、日本は鎖国をしていたためその流れに乗り遅れました。

もし同時代に日本国という国民意識を築けていたら未来は変わっていたかもしれません。

読んだ感想

民族移動、抑圧弾圧がイノベーションを生むということを学びました。

民族移動は裏を返せば、人と人との交流が生まれる瞬間と言い換えられます。

これは歴史だけに言えることではなく、人生にも言えることです。

人との交流を大切に今日をいきたいです。

また抑圧弾圧も失敗や苦境に立ち向かう人生と似ています。

それらを乗り越えてこそ明るい未来を勝ち取れるのだと学びました。

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