今回は成田 修造さん著の「14歳のときに教えてほしかった 起業家という冒険」を紹介します。
著者について
成田 修造
1989年東京都生まれ。起業家・エンジェル投資家。2012年に株式会社クラウドワークスに参画し、大学4年生にして執行役員になり、創業わずか3年目で株式上場を果たす。上場後は取締役副社長兼COO(最高執行責任者)として全事業を統括し、2022年には取締役執行役員兼CINO(最高イノベーション責任者)として新規事業開発や投資に携わる。2022年12月クラウドワークスを退社し、複数の社外取締役などに就きつつ、起業など新たな道を切り拓くことを決意。
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本書から学べること
一つの会社で勤め上げるという昔の価値観はなくなってきています。
海外の巨大テックの躍進によって、既存の産業は駆逐されていきており、日本の大企業ももはや安泰ではないです。
また大企業も昔ほど余裕がありません。
いつまでも会社にしがみついて成長しないひとよりも、自らスキルを磨き価値を高め続けるひとにこそ、働いて欲しい。そう思っています。
そんな現代において、自己成長はかかせません。
本書では「自己成長」を主におきながら、著者自身が歩んできた人生の学びから、これからの働き方を指南してくれています。
「大企業」が安泰は過去のもの
Xやネットフリックス、ティックトックなど、スタートアップが起こしたイノベーションの波にのまれるように、レガシーな産業は駆逐されつつあります。
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世界の巨大テックが起こしたイノベーションの波は相当なものです。
情報技術の進歩は止まらず、これからも既存産業を駆逐していき、新たな産業を生み出し続けるのだと思います。
例えばネット広告などはいい例です。
新聞やテレビなどの既存の広告媒体は格好の餌食です。
しかし、産業の新陳代謝をよくすることで、わたしたち自身は生活がより便利になるという恩恵を受けているのです。
企業も新陳代謝を良くする必要があります。
それは事業に限らず、人も含めてです。
変化についていける人材が生き残ることのできる世の中なのです。
少なくとも転職は当たり前
これからの日本に生きる人は、1つの会社に勤め続けるライフプランが実現することは、ほぼないでしょう。大卒で就職したとしても、そこから転職や独立、企業など、さまざまな可能性を探ることが当たり前になります。
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転職をせず、一つの会社で勤め上げるというのは守りの戦略のように思えるでしょう。
しかし、転職しない、動かないことこそが最大のリスクです。
なぜなら、そこで学んだ知見というのはその会社で活かせても、転職先や別の業界で活かせるかは別問題だからです。
自分のスキルアップのためにも転職を視野に入れておく必要があります。
社会における自身のバリューをしっかり把握しておきましょう。
起業家精神で自分にあった働き方を選ぶ
「会社や組織に依存せず、自立して目標を持ち、リスクを取って行動していく」という観点で考えれば、副業や独立、転職なども十分起業家精神を伴う行動だと思うのです。
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独立や転職が難しい方は、まずは副業からでも十分起業家精神に基づいた行動といえます。
自分が社会に対して還元できる付加価値を考えて、お金をいただくというのは貴重な経験になるでしょう。
副業をすることで「できること」「したいこと」「お金になること」の整理ができてビジネスの嗅覚も養えるでしょう。
本書では先端企業の社員の40%は副業をする時代であるといいます。
まとめ
著者自身が挫折の中で、社会との関わり方を学んだ記録がしっかり書かれています。
実体験に基づいて指南してくれているため説得力がすごくありました。
起業というと大袈裟に聞こえますが、読んでいくうちに「自分でもできるかも!」と思わせてくれる内容でした。
わたしの場合はまずは副業からしっかり頑張っていきます。
モチベーションにつながりました。ありがとうございました。
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