今回は樺沢 紫苑さん著の「読書脳」を紹介します。
著者について
樺沢 紫苑
1965年、札幌生まれ。1991年、札幌医科大学医学部卒。札幌医大神経精神医学講座に入局。2004年から米国シカゴのイリノイ大学精神科に3年間留学。帰国後、東京にて樺沢心理学研究所を設立。「情報発信によるメンタル疾患の予防」をビジョンとし、YouTube(30万人)、メールマガジンなど累計60万フォロワーに情報発信をしている。著書37冊、累計発行部数180万部。
樺沢紫苑公式ブログ プロフィールより
本書から学べること
三度の飯より本が好き。
そんな私が今回は樺沢先生の読書脳を読みました。
樺沢先生にはYouTubeでも勉強させていただいてます。
本書ですが、とにかく読書のモチベーションをあげてくれるような良書です。
さっそく本書の魅力について紹介していきます。
読書量と収入は比例する
実際に、読書量と年収は比例するのです。読書量について多くの調査がなされてますが、ほとんどの調査で、年収の高い人は読書量も多いという結果がでています。
76ページ
誰しもが収入をあげたいと考えているはずです。
読書をすればするほど年収があがると考えれば読書をしたいという気持ちも芽生えるのではないでしょうか。
なぜ、年収があがるのか。
それは読書で身につけた教養が現在から未来に渡り生かされるからです。
年収1000万円になる方法を10個思いつくひとと、1つしか思いつかない人では、将来的に年収1000万円になる確立が高いのはどちらでしょうか。
74ページ
単純にいい大学をでて、いい会社に入ってというのは誰もが思いつく方法でしょう。
しかし、「他の方法は?」と聞かれると、少し頭を捻らないといけないですよね。
例えば、投資をして副収入を得るとか、副業と本業の二足の草鞋で稼いでいくとかがあるでしょう。
しかし、それらの選択肢はある程度、投資や副業に対する知識や教養がないと思いつけないでしょう。
読書量が多いひとほど、問題を解決するうえでの引き出しが多いです。
成功している経営者のほとんどが読書家である
一人の人間ができる経験、試行錯誤には限界があります。一人の人間が一年でできる試行錯誤の量は、限られているのです。しかし、本には、他人の失敗の経験や試行錯誤の跡が記されています。それを参考にするだけで、明らかに間違った道には進まなくて済むのです。
78ページ
どんな本であれ、著者が伝えたかったメッセージというものが必ずあります。
特にビジネス書はわかりやすいです。
私はナイキの創業者であるフィルナイトが著した「SHOE DOG(シュードッグ)」という本が大好きです。
今でこそナイキは世界的シューブランドですが、創業に至るまでには数々の苦難があり、実験と失敗を繰り返し、今に至るのです。
そのストーリーの中での学びは、創業者にしか味わえないものです。
しかし、読書を通じて、フィルナイトの血肉となった経験を疑似体験できるのです。
そんな先人たちの知恵を拝借しているひとほど、失敗は少ないものになるでしょう。
「私は自分の知恵とアイデアのみで社会を渡り歩いていける」
そんな奢りは捨てて、もっと謙虚になりましょう。
他人から学べることはとても多いです。
読書をすると頭がよくなる
IQを左右する要因として、遺伝の次に多いのは読書量だ。何を読んだかではなく、どれだけの量を読んだかがカギとなる。
65ページ(読書量がIQに影響を与える アメリカアイオワ州立大学の研究)
文章を読んでいるときに、前頭前野、頭頂葉、側頭葉、後頭葉、さまざまな場所が、両側ともに活性化する。また音読をするとこれらはさらに活性化する。
66ページ(読書が脳を活性化する 東北大学川島隆太教授の研究)
読書をするとこんなにもメリットがあるなら、読書をしない手はないでしょう。
また、総務省統計局が2022年に発表した社会生活基本調査(令和3年度調査)によれば、日本の社会人の一日あたりの勉強時間は平均7分となっています。
ということは7分以上毎日読書すれば、社会人の半数以上の人材になれるということです。
読書をして頭をよくするとともに、ちゃっかり他の社会人にも差をつけてしまいましょう。
まとめ
読書好きにはたまらない内容でした。
今まで読書をしてきたことが無駄じゃなかったんだなと思うとともに、これからの読書のモチベーションも爆上がりしました。
自分の人生を振り返ると、読書を通して学んできたことが、いろんな局面で活かされていたんだなとしみじみ思いました。
これからも読書習慣を守っていきたいです。
ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。
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