新NISAと旧NISA、何が違うの?

今回は新NISAと旧NISAの違いについてお届けします。

最近はやりの新NISAですが、旧NISAとの違いを全く理解していないという方は多いのではないでしょうか?

今頃周りには聞けないし、本で調べるのも面倒だしという方は是非読んでみてください。

そもそもNISAって何?

NISAは少額投資非課税制度の略です。

株や投資信託への投資で得られた利益が非課税となる制度です。

消費税は8%ですが、株や投資信託から得られる利益の税金は20%と高いです。

例えば10万円利益が出ていた場合はそのうち2万円を国に税金として持って行かれてしまうわけです。

これは痛手です。

2万円あればおいしいものを食べたり、ちょっとした買い物もできるでしょう。

NISAを利用すれば税金が引かれないので10万円がまるまる入ってきます。

またNISAを始めるというと、NISAという商品に投資すると考えられている方も多いですが、実際は「NISA口座」を利用して金融商品を購入することを指します。

そしてNISA口座を開くのには手数料や費用は一切かかりません。

新NISAについて

新NISAは2024年1月に施行されました。

簡単にいうと旧NISAをパワーアップさせたものです。

制度および金融商品の非課税保有期間が無期限になり、非課税で投資できる枠も大幅に拡大されました。

さらに一度利用した枠を売却すると非課税枠を再利用することが可能になったりと使い勝手がとてもよくなりました。

この新NISAは「成長投資枠」と「つみたて投資枠」の二つに分かれます。

成長投資枠

年間非課税投資枠:240万円

生涯非課税投資枠:1,200万円
※成長投資枠とつみたて投資枠合算

非課税保有期間:無期限

取引方法:スポット取引(一括投資)、積立取引ともに可能

対象商品:投資信託、国内株式、米国株式
※投資信託・米国株式は金融庁が成長投資枠として選定したもののみ投資可能

つみたて投資枠

年間非課税投資枠:120万円

生涯非課税投資枠:1,800万円
※成長投資枠とつみたて投資枠合算

非課税保有期間:無期限

取引方法:積立取引のみ

対象商品:投資信託のみ
※金融庁が選定した投資信託のみ投資可能

旧NISAについて

旧NISAは2014年1月にスタートし、2023年12月をもって終了した制度です。

非課税保有期間内であれば2024年現在も保有可能です。

旧NISAは「一般NISA」と「つみたてNISA」に分かれます。

一般NISA

年間非課税投資枠:120万円

生涯非課税投資枠:600万円

非課税保有期間:5年

取引方法:スポット取引(一括投資)、積立取引ともに可能

対象商品:投資信託、国内株式、米国株式

つみたてNISA

年間非課税投資枠:40万円

生涯非課税投資枠:800万円

非課税保有期間:20年

取引方法:積立取引のみ

対象商品:投資信託のみ

まとめ

いかがでしたでしょうか。

新NISAと旧NISAの違いについて少しでもクリアになれば幸いです。

ではまた。

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