【書評】食べる投資 ~ハーバードが教える世界最高の食事術~｜健康への投資は精神も安定させる

今回は「食べる投資 ~ハーバードが教える世界最高の食事術~」を紹介します。

食事で健康にというと体の健康だけ捉えがちですが、実は精神面の健康も食事に依存している部分は大きいようです。

食事によって体がどう変わるのか、また生活に潜んでいる危険な食べ物の紹介まで内容満載でした。

食べる投資 ~ハーバードが教える世界最高の食事術~

仕事をはじめとした自分自身の人生における全てのことに、常にハイパフォーマンスで臨みたい。

本書はそんな思いを抱くビジネスパーソンに向けて記したものです。疲れにくく、風邪などの体調不良を寄せ付けず、太ることもなく、若々しさを保持する。頭も常にさえ渡り、クリアな思考で物事をスムーズに、意欲的に進められる人生を手に入れたいー。

そのような思いを抱く方こそ、ぜひ本書を手に取っていただきたいです。

「食べる投資 ハーバードが教える世界最高の栄養レシピ100」１ページ

著者は満尾クリニック院長で医学博士の満尾 正さんです。

食べる投資 ~ハーバードが教える世界最高の食事術~ から学べること

「食べる投資 ~ハーバードが教える世界最高の食事術」を読むことで、どんなことが学べるのか簡単にまとめて紹介します。

タンパク質の摂取は鶏肉、魚、卵からとるといい！

「筋トレ×肉食＝最強」みたいに考えている方、最近多いのではないかと思います。

本書では肉は否定していませんが、より良質なタンパク質をとるのであれば豚や牛ではなく、鶏肉を推奨しております。

豚や牛などの四つ足動物は発がんリスクを高めてしまうようです。たまの会食などで食べるのがいいとのこと。

食物繊維でメンタルを強化しよう！

食物繊維は腸の調子を整えてくれます。

腸内環境とうつ病、多発性硬化症、自閉症などの脳神経系の疾患とは関連性があるようです。

「腸は第２の脳」とも言われ、精神を安定させる働きを持ち、「幸せホルモン」と呼ばれる神経伝達物質である「セロトニン」は、80~95%が腸内細菌によって作られるそうです。

「食べることを休む」それも食べる投資の1つ！

食べることを休むのも投資とのこと。

短期間の絶食が、慢性炎症の改善に働くことが、最近の研究でわかってきているようです。

食べる投資 ~ハーバードが教える世界最高の食事術~ を読んだ感想

食べる投資だけでなく食べない投資についても書かれており、非常に勉強になりました。

また日本は米国に比べ栄養学が進歩しておらず、食品業界での規制が緩くなっており、知らずのうちに相当有害なものを口にしている可能性があるという話はぞっとしました。

食が原因でパフォーマンスを落としてしまっていることがあるということに気付ける本でした。

「ビジネスでさらに成果を上げたい」、「食べるものを改善し、より健康になっていきたい」という方におすすめです。

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