【書評】ブレない人は、うまくいく|ブレずにいきる知恵と工夫

今回は「ブレない人は、うまくいく。」を紹介します。

何かやりたいことがあるとき、この道でいいのかなと迷ってしまうことはないでしょうか。

今の世の中は、インターネット環境が整い、テクノロジーが進歩したことで、人付き合いも仕事も買い物も、すべてにおいて選択肢が多くなってきているように感じます。

選択肢が多いからこそ、現代は迷える時代といえます。

迷い悩み選択肢を吟味する必要もあると思いますが、それだけに囚われていては一向に前には進めません。

本書はそのような「迷い」の処世術を授けてくれます。

こんな方におすすめ
  • どの道に進むのが正しいのか迷われている人
  • 選んだ道が正しかったのか疑心暗鬼になっている人
  • うまくいっている人の特徴を掴みたい人

ブレない人は、うまくいく。

本書は2014年6月に発売されました。

著者は中谷 彰宏さんです。

彼は早稲田大学を卒業後、1984年に博報堂に入社します。

CMプランナーとして、テレビ、ラジオCMの企画、演出をしていたそうです。

1991年に独立し、株式会社中谷彰宏事務所を設立します。

ビジネス書から恋愛エッセイ、小説まで、多岐にわたるジャンルで、数多くのロングセラー、ベストセラーを送り出しております。

ブレない人は、うまくいく。 から学べること。

本書を手に取ったのは今の仕事を続けるか、それとも転職するか迷っていたときです。

今は転職し、その選択が間違ってなかったと思えております。

本書に出会わなければ、今でも右往左往していたかもしれないです。

そんなきっかけを与えてくれた本書の中から、今回は私が共感した3つの考え方を紹介します。

間違っていても、好きな方を選ぼう。

本書では迷ったときに「判断」と「決断」の二つがあり、

ブレない人は大切な選択をするときに「決断」をしているといいます。

この2つには明確な違いがあります。

「判断」は、理屈で考えより正しいほうを選び、「決断」は間違っている可能性はあっても自分の好きに従い、信じた道を選ぶことです。

そして、「判断」は、その場に臨機応変に対応した結果であり、信念はありません。

多数決で多くの票を集めたほうに賛同する。これは賢い選択ですが「判断」の範疇です。

そのように決めたものに魂が宿るでしょうか。

一方で「決断」はどうでしょう。

みんなから反対されていても、お金にならなくても、好きなことを続けていきたい

これは「決断」です。

「決断」する時は「何がなんでも成功してやる!」という信念があると思います

そして、最終的に正しくなるように工夫します

結果、ブレない姿勢を貫き通せるのです。

とはいえ「判断」と「決断」を見分けるのはなかなか難しいかもしれませんね。

もちろん理屈で考える判断が必要な場面もあると思いますが、本当に大切な選択をするときこそ「決断」をするのがいいということですね。

ポイント

判断と決断は違う

→自分にとって大事な選択ほどしっかり決断をしよう

クレイジーなことをやろう。

「クレイジー」というと何か風変わりなことをしないといけないように聞こえますね。

そうではなく、ここでいう「クレイジー」とは、損なことを進んでできることをいいます。

著者は「しなければならない(MUST)」でする人はブレるといいます。

親から言われているから、友達から言われているから、世間がそう言っているから、とMUSTの人は自分ではなく他人軸です。

これだと原動力は周りの評価になってしまいます

ブレない人は「したいこと(WANT)」をしているといいます。

そして、「したい」を「せずにはいられない」まで磨いた人たちを、著者は「クレイジー」なことをする人といいます。

WANT、クレイジーの人は自分軸です。

いつでも好きを原動力に動いております

だから儲からなくても、周りに評価されなくても、いつでもゴキゲンです。

最近いらいらしたりすることが多いという人は、もしかしたら「MUST」で動いているかもしれませんね。

「WANT」は悪いことではありません。

好きなことをどんどん磨いていきましょう!

ポイント

MUSTでやっているかWANTでやっているか

→好きを突き詰めていってご機嫌な毎日を送ろう

自分を嫌う人を、なんとかしようとしない。

「みんなに好かれていたい」これは人間の真理かなと思います。

嫌われているよりもよっぽどましかと思いますが、世界には数十億という自分とは違う価値観を持った人たちがいます。

「そんなに広く考えていない」「身の回りの人に好かれていればいい」と思うかもしれませんが、数十人であったとしても、価値観は十人十色です。

いくら周りに気をつかっても嫌われるときは嫌われます。

著者いわく、ブレる人は、嫌われることを極端に恐れるといいます。

恐れるあまり行動ができない、動いても誰かからの悪口ですぐに行動を変え始めます

一方、ブレない人は、嫌われると自由になったと喜ぶといいます。

頑張って周りに認められようとしないので、好きなときに好きなことができます

悪口も見方を変えれば、その人たちの話のネタになっているということです。

盛り上がる材料を提供しているくらいの気持ちでいたほうが、気持ちもすっきりすると著者はいいます。

本当に大切にすべき人たちにしっかり時間をかけるためにも、「みんなに好かれていたい」は卒業したほうがいいかもしれないですね。

ポイント

嫌われることは自由になること

→みんなに好かれたいを卒業することで軽やかに生きられる

ブレない人は、うまくいく。 を読んだ感想

「ブレない」というと、悩みもしない人をさしているのかと本書を読む前は思っておりました。

しかし、本書で紹介しているのは、悩んでもいい、悩んだ後の「ブレない」姿勢が大切であるという教えでした。

本書には「ブレない」知恵がたくさん詰まっております。

そして、「ブレない」人には、そういう生き方いいねと思わせる説得力も備わっているように感じました。

悩んでもいい、ただブレない人になれるように精進していきたいと思います。

本書が少しでも気になった方は是非読んでみてください。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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