今回は「頭は「本の読み方」で磨かれる」を紹介します。
インターネットで多くの情報を簡単に拾えるようになってから、読書離れは進む一方です。
みなさん、本はどのくらい読まれますか。
社会人になってから1、2冊しか読んでない、学生の頃に読んだのが最後という方が大半ではないでしょうか。
読書離れの進む現代にあって、本を読むことは大切です。
ビジネスの世界で成功しているお金持ちのほとんどが熱心な読書家という話は有名です。
とはいえ本を読むモチベーションがあがらない。
そういう悩みを抱えている方は多いでしょう。
本書では読書よって得られるメリットをたくさん紹介しております。
読み終えるころにはきっと読書がしたくなっているでしょう。
- 本を読むメリットを知りたい人
- 本を読むモチベーションを上げたい人
頭は「本の読み方」で磨かれる
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本書は2015年6月に発売されました。
著者は茂木 健一郎さんです。
彼は脳科学者としてテレビにも出演されているので知っている方も多いでしょう。
理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職はソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャーです。
頭は「本の読み方」で磨かれる から学べること。
本を読んでいると何がいいの?ネットで十分だよ。
と思われている方が大半だと思います。
そのような中で、本書では読書でしか得られないメリットを紹介しております。
普段は本を読まない人はもちろん、本を読むという人にもおすすめです。
本記事では本書で紹介しているたくさんの読書のメリットから重要だと思われる点を3つに絞って紹介します。
読書とは自分の経験を増やすこと
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「読書が経験を増やす」、これだけ聞いてもあまりピンとこない人が多いと思います。
なぜ読書が経験を増やすことにつながるのでしょうか。
それは、本には先人たちの知恵が詰まっているからです。
その人自身では一生をかけても到底辿り着けないような地点まで、本は誘ってくれます。
あの有名なアイザック・ニュートンも先人たちの知恵を借り、自身の知識を研磨し、「万有引力の法則」を見出したといいます。
そして読書とは対話です。
この点がネットに溢れている情報を受け取ることとの違いです。
ネットでは自分が知りたい情報を知れた時点でおしまいではないでしょうか。
本には顔があります。
著者の人間性に触れながら読んでいくものです。
自分以外の誰かの目線に触れることで、新たな価値観との出会いがあります。
言葉は読書で磨かれる
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本を読むというのは脳のジムに通うことと一緒であると著者はいいます。
本は世に出るまでに相当な労力をかけております。
著者も編集者も一文作り出すのに命懸けです。
本を読むというのは、そのような練り上げられ鍛え抜かれた文章に触れることができるということです。
また本は時を超えて読み継がれているものも多いです。
本に触れることでさまざまな表現に触れることができます。
それらが自己表現を豊かにしてくれることに繋がります。
自分を深く理解することで本当の言葉が作られるのです。
読者としての本当の学び
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読書をする時、目的は人それぞれかと思いますが、本に答えを求めてしまっている人は多いのではないでしょうか。
本に答えを求め貪るように読書をすることは否定はしません。
しかし、正しいことだけ書かれた本など、この世には存在しません。
ハウツー本であれ、論文であれ、AをしたらBになったという、その人のその時点の体験談を書いているだけなのです。
著者が力を尽くして書いた文章に触れ、自分なりの新しい答えを見出す。
これが読者としての本当の学びなのだと著者はいいます。
頭は「本の読み方」で磨かれる を読んだ感想
本書を読み終えたとき、読書に対しての向き合い方が変わったように思います。
読書は常々著者との対話なのだと、また自分なりの新しい答えを問われているのだと。
これからもたくさんの本に触れる機会があると思います。
その際には今回学んだことを考えながら読んでみようと思います。
少しでも本書が気になった方は是非読んでみてください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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