【書評】「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。|書くからこそ考えが生まれる

今回は藤吉豊さん・小川真理子さん著の「「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。」を紹介します。

本書は文章術についてかかれた名著100冊の中から文章のプロが持つ共通のノウハウを洗い出し、ランキング化したものです。

読んだきっかけ

書くことに自信がなかったから

上手に文章を書けるようになりたいと思ったから

学べること

本書はこんな人におすすめです。

・わかりずらい文章になってしまうひと
・書くことに苦手意識があるひと
・考えが浮かばず何も書けない人

文章はシンプルにすべし

シンプルにするためには下記の3つのポイントを意識しましょう。

1つ目は「なくても意味が通じる言葉を削る」です。

例えば、「ということは」や「とても」などの表現はなくても意味が通ります。

他にも「そして」「しかし」などの接続詞や、「私は」などの主語も削りやすい言葉の候補です。

文章を書いたらまず削ることから意識しましょう。

2つ目は1文の長さを短くすることです。

本書では60文字以内が理想だと紹介しています。

1文が短くなれば文章もおのずとシンプルになります。

3つ目はワンセンテンス・ワンメッセージです。

1文の中に複数の情報が入っていると読みづらい文章になります。

これら3つを心がけましょう。

わかりやすい言葉をつかう

難しい言葉をつかう必要はありません。

わかりやすい言葉を選びましょう。

「自分が知っているからといって誰もが知っているとは限らない」

そのことを常に念頭おきましょう。

専門用語は要注意です。

もし使う場合は注釈をいれましょう。

また簡単な言葉をつかう場合は雑に扱わないことです。

例えば「お金持ち」という言葉を使う場合、「お金持ちってどのくらいの収入の人?」とぼんやりしたイメージになってしまいますよね。

どうしても定義が曖昧になってしまいます。

具体的なイメージが湧いていない状態で読み進めるのは誤解につながります。

そうならないように、簡単な言葉を使う際は、定義をしっかりしましょう。

とにかく書きはじめること

考えが浮かんでから書くのではなく、書くから考えが浮かぶのです。

ひとは書くなかで考えを整理していると本書ではいいます。

どんなに拙い文章でも、とにかく書きはじめることを意識しましょう。

また最初からうまく書こうとしないことです。

つながりがおかしくても順序がおかしくてもかまいません。

書くという行為のハードルを下げましょう。

読んだ感想

わたしはもともと書くことに苦手意識を持っていました。

その苦手意識を克服するためにブログやツイッターで読了後のアウトプットをはじめました。

最初は何も思い浮かばず、書いても締まりのない文章で書くのが嫌いになりました。

しかし、書いているうちに「このくらいでいっか」と文章力がない自分を許せるようになってきており、最近では書くのが楽しくなってきています。

これからもとにかく書きはじめることを大切にしたいと思います。

書く機会が少ない人はまずは文字数の少ないツイッターをおすすめします。


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