今回は枡野 俊明さん著の「仕事も人間関係もうまくいく放っておく力」を紹介します。
著者について
枡野 俊明
日本の僧侶、作庭家。
曹洞宗徳雄山建功寺住職、日本造園設計代表、多摩美術大学教授、ブリティッシュコロンビア大学特別教授。
本書から学べること
放っておくってどういうことか。
それはどんなこともコントロールできるという傲慢さを拭い去ることです。
本書はこのような人におすすめです。
・あれもこれも気になりがちな人
・不安など負の感情の処方箋を知りたい人
・人間関係や情報との距離感を学びたい人
むやみに「関わらない」
現代はTwitterやインスタなどSNSを通してのコミュニケーションが増えています。
人との距離感が異様に近くなってます。
家族や職場でもプライベートのことを詳細にし価値観を共有しあいたいという人が多いです。
しかし、わかってくれないと相手に不満や不安を抱える方が多いのではないでしょうか。
本書では人間関係はもっとドライでいいのではないかといいます。
生まれも育ちも性格も違うのですから価値観も十人十色です。
家族であってもわかりあえない場面は往々にしてあるでしょう。
100%の理解を求めることは傲慢です。
ドライに接することで円滑な人間関係が手に入れられます。
いちいち「気にしない」
不安や焦り、怒りのような負の感情はコントロールするのが難しいです。
押し殺しても自分の中でわだかまりが残った状態では気持ちよくないです。
そのような感情は手放すのが効果的。
我慢するというよりは忘れてしまう感覚です。
「忘れ上手」になることを本書ではおすすめしています。
また他人への過剰な期待もいらいらの原因。
約束は「破られて当たり前」、「してあげたこと」はその場で忘れる。
そのようなドライな姿勢があなたの糧になるでしょう。
やたらに「反応しない」
LINEで簡単に即時に連絡がとれる。
SNSで家族・友人といつでも繋がれる。
いつでもどこでも誰とでもコミュニケーションが取れるのはとっても便利なことです。
ですが、LINEの既読やSNSのプッシュ通知に振り回されている方が多いのではないでしょうか。
一昔前に比べてここ数年で反応回数が急激に上がってきていると思われます。
しかし、どれも反応する必要があるのでしょうか。
現代は自分から積極的に情報を調べにいかなくても、さまざまな手段で情報が襲いかかってきます。
普通に生活しているだけで誰しも情報過多になっています。
本書では情報の暴飲暴食をしないことを勧めています。
自分にとって必要な情報だけ調べる。
あとは放っておきおましょう。
そうすることで本当に大切なものにエネルギーを注げるようになります。
まとめ
放っておくという言葉の深みが伝わってくる内容です。
捨てるという行為はほとんどの人が日常的に行なっています。
ですが、手放すことを心得ている人は少ないように思います。
捨てるから手放すに変えることで人生に深みが生まれる気がします。
本書を読んで心が軽くなりました。
本記事を読んでもっと内容を知りたいと思った方は是非読んでみてください。
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